3DS版の「村長になる」のように、「無人島で生活する」というわかりやすい新しさがあるわけだ。
1そういう意味で、『あつまれ どうぶつの森』は最初から新しく感じるゲームであり、しかし「とたけけに来てもらう」という目標を達成した後は従来の「どうぶつの森」らしい遊びになっていくという、革新から徐々に伝統的な遊びに帰っていくサイクルになっていると言える。 。
開発陣はこの特徴から、現実の時間に合わせてゆったりとした変化が起きる、長く居続けられる空間を構築した。
10『とびだせ どうぶつの森』ではシリーズ経験者に向けた変化を強く意識した結果、はじめて遊ぶ人にとっては必ずしもわかりやすいとは限らない内容になっていた。 これまでは、同じセーブデータを共有するプレイヤーは時間差で遊ぶしかなく、選択肢としてはシリーズ従来の非同期型のコミュニケーションしかなかった。
11どうぶつたちは他の村に引っ越すことがあり、その場合はそれまでに蓄積した記録をもったまま移動する。 『あつまれ どうぶつの森』はどう変化したのか? 『あつまれ どうぶつの森』も変化を続ける覚悟で着手し、『とびだせ どうぶつの森』と同様に「コミュニケーションの種を時代に合わせて蒔きなおうすこと」、「遊ぶ前から変化が伝わること」という2つの目標があった。
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