このバーモント大洪水を下敷きに,ラヴクラフトが1930年に執筆したのが 「闇に囁くもの」( 「ラヴクラフト全集1」(東京創元社)に収録)で,洪水の後に奇妙な生物の死骸が目撃されたという当時の風聞が取り込まれている。 チャールズ・リードは彼らから事件を請負い、狂気にさいなまれながら、オークモントに潜むカルト宗教や、異形の神々を見つけ出していく。
16ボリュームと推理要素 まず本作は 目的地アイコンなどは一切表示されません。 ファンなら一度体験して間違いない。
13そのリミットを解こうとしたのがオープンワールドである。 この街を作り上げるにあたってFrogwaresは専門家を雇い、1920年代当時にあった実際の建物の様式など、その雰囲気をできるだけリアルに再現することに努めたそうだ。
大抵のプレイヤーはある程度ゲームで何ができるか把握すれば、そこからどこまで自由にできるのか、いろんなアイディアのゲームプレイを許容してくれるかを試したくなるものだろう。
5アートスタイルとサウンドが一体化し、ダークな街を歩く体験は、『クーロンズゲート』で九龍城の異形な路地に蓜島邦明氏のサウンドが絡み合う体験に匹敵するだろう。 しかしゲームプレイに慣れてくる中盤以降、やることが代わり映えしないことに気づく。 幻覚にさいなまれながら、真相を追う体験は本作独自のもの。
17そのため住民はよそ者を好まず、自分たちのしきたりや伝統を重んじているという。 ヨハネス・ヴァンダー・バーグという名の人物の協力を得て,リードは唯一,ほかの地域とこの街を結ぶ郵便船に便乗して,オークモントへと旅立った。 電話ボックスを使ったファストトラベルも用意され、スムーズな進行の補助はある。
15あとは被写体を画面に出てくる線枠の範囲に入れるだけ。 出来事の順序を整理することで、事件の手がかりを見つけて行くのだ。
11翻訳の依頼なども受け付けています。 ・捜査パートまわりのシステム 捜査パートや手掛かりから類推していくシステムは個人的にはクトゥルフTRPGぽくて楽しめました。