第二次世界大戦中も感染症の抑制が戦略上重要であるとして、連合国を中心に国際衛生協定が運用された。 祖父・詫摩武彦 - 医師。 「双生児法による知能の遺伝性に関する研究」 『教育心理学研究』 第16巻 4号 1968• イタリア・ルネサンスの作家ジョヴァンニ・ボッカッチョは、1348年フィレンツェを襲ったペストの惨状を目の当たりにし、それをもとにを執筆した。
WHOに至る国際官僚の努力や、米ソの協力がうまく機能したポリオの例などを検証しつつ、本書はそう示唆する。
しかし、主権国家で構成される国際社会の中の国際機関なので、加盟国の政治から自由になれない。 24)。 Protecting human security: proposals for the G7 Ise-Shima Summit in Japan. また昨今、激化する米中対立は、保健協力の場においても、激しさを増すことが予測されます。
本稿は月刊誌『Voice』2020年6月号、詫摩佳代氏の「WHOは保健協力の世界政府ではない」より一部抜粋・編集したものです。
ただし今回は、そのようなきわめて粛々とした働きが、中国の動きと一括りにされ、WHOを感染の抑制に活用しようという加盟国の政治的意図が欠如していた。 2010年、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(博士課程)単位取得退学。
13その後も現在に至るまで、たびたび感染症の流行は見られてきたが、対処の様相には個々のウイルスの特性に加え、その時々の国際政治状況が大きく反映される。 『心理学』 学陽書房 1974• また史上初のワクチンの公平アクセスを目指す枠組み(COVAXファシリティ)が成立しました。 前日の4月24日には、アメリカはウイルスの遺伝子配列を国際的なインフルエンザ・データベースに公開、それに基づきワクチンの研究開発が進められた。
17国際政治• 今回の選考過程は、2019年1月以降に出版された日本語の著作を対象に部門ごとの各選考委員より優れた作品が推薦され、2回にわたる選考委員会での審議を経て、受賞者および作品が決定されました。 1979年の本賞創設以来、受賞者の数は今年度を含め354名にのぼります。 それぞれの国益を冷静に見つめる視野を有していたからでしょう。
11WHOは1月末に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言して以降、対応のためのガイドラインを発表、5月末にはワクチン、治療薬、診断ツールを国際的に共有するためのイニシアティブを立ち上げました。 【解説、エッセイなど】 ・詫摩佳代「新型コロナで見えた国際保健協力の課題」「人口と開発」議連勉強会、2020年10月20日。 とりわけ近隣諸国とは平時から情報の共有を行い、緊急時の渡航制限の基準や物資の供給網などを整えておく必要があります。