タイトルにある「郵便的不安たち」とは、思想や主義を広く伝える手立てがなくなった社会で、いかに批評を行なうかという不安を指している。 は、1980年代〜90年代、自分を批判した、柄谷行人やに対して、他者や外部としての「大衆」をもたず、知の頂を登りっぱなしで降りてこられない（でいうところの「還相」の過程がない）「知の密教主義者」として、「知的スノッブの三バカ」「知的スターリニスト」と激烈に応答した（『情況への発言全集成3（洋泉社2008）』p200p278p338）柄谷行人に関しては、1989年時点で、「せっかく体験をもってるのに」「最低のブント崩れ」とも評している（『情況への発言全集成3（洋泉社2008）』p226参照）。 先にまとめてしまおう。
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- 元妻の冥王がの病院で動脈瘤破裂のため急逝。 柄谷の＝「国家への対抗」が必然的に国家の法・と緊張関係に入る、あるいは、それとは一定程度独立した的空間の創出を目指すことになる、ことから、さまざまな具体的な模索をしていることの一環（「」への高評価・（）の評価） だと思われる。 現在の日本の論壇は、書かないに代表されるアカデミズムと、書きすぎるに代表されるジャーナリズムとで完全に棲み分けられている。
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それは、大きく言えば全共闘世代、つまり、解放区を共有した者同士の共同主観性を前提とした主観を超越論的主観として他者との関係を考慮する意思のないインポになった新左翼への批判でもあったのではないか。 しかし、エッセイとは、本来「試み」、「実験」という意味でしょう。 女子問題にまったく言及しない小池都知事に苦言も呈した。
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近縁に活動家どころか大学関係者すらひとりもおらず、革命やらゲリラやらに惹かれたことがいっさいないぼくにとって、マルクス主義の理念やその影響を強く受けたポストモダニズムの政治的主張には首を傾げることが多かった。 も実名で登場している。
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多くは『ダイアローグ』のI・IIに収録されている• Nation and Aesthetics: On Kant and Freud, Oxford University Press, 2017 （英語）• むしろ考えるべきは、中上と東が柄谷にそれぞれ及ぼした影響の差異なのだ。 海堂得意の桜宮サーガのバチスタ・シリーズに乗せた政権批判小説だった。
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