・この商品がキャンペーン対象の場合、その内容や期間は予告なく変更する場合があります。 けれど、実力差はあまりにもはっきりしているし、結果は見えている。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 騎士家の娘として騎士を目指していたフィーアは、死にかけた際に「大聖女」だった前世を思い出す。
3再びの訪問を喜ぶフィーアだったが、 10年前の事件により、シリル団長と領民の間には埋めがたい溝ができていた。 ・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。
5「フィーア様、もしよろしければ、慰問式にはその水色のドレスを着用してきてはもらえませんか? ……とても、お似合いですので」 「え? ええと、私にできることであれば叶えて差し上げたいのですが、私は騎士としてこの地に赴いていますので、その……」 言いよどんでいると、シリル団長が助け舟を出してくれる。 一口含むと、甘い味が喉を通っていった。 そのような輩、私が全力で潰して差し上げます」 「いやいやいや、その前にあなたの言葉のセレクトの問題だからね? ちゃんと気を付けましょう??」 言い募る私を面倒だと思ったのか、カーティス団長は無言のままシリル団長に向き直ると、がしがしと乱暴にタオルで頭を拭き始めた。
20もう、私には沈黙を守るしか、方法がないのです。