俺もそれ以上は詮索しないが、ばあちゃんにはまだ何かあるんじゃないかと思うんだ。 そして、これもいつのことだったのかよく憶えていませんが、あるとき、その鏡を覗いてみると私の背後に、見知らぬ女の子が映っていたのです。 僕は、もう・・・そっちへは、行かない。
7一瞬で、全身に鳥肌を感じました。 昔のことは、ややうろ覚えの部分もある。 どうして、あのとき。
まったくでたらめな数字の羅列に思えた。 そして、扉が少し動いたような気がしました。 結局、それ以来、納戸への出入りを止めたのです。
4両親は、納戸にこもって、手鏡に話しかけている私を見て、薄気味悪さを感じていたようですが、鏡を取り上げられることはありませんでした。 」 と言われていたので、 「お母さんに、聞いてくる。 それをきっかけに、私はなにかと用事を作って頻繁に実家に帰ることが多くなりました。
「ねえ、あの人変じゃない?…あっ!」 女性は本当に忽然と姿を消していた。 とにかく、当時は一人で遊ぶ日々を送っていました。 私は、ナナちゃんのことを弟に話すべきなのか、迷っています。
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