飛行機とソフトフォーカスと、フランス語ボーカルの音楽がかぶされば、誰が撮ってもまあエマニエルになるのだ。 エマニエル(シルヴィア・クリステル)は、建築家の 夫ジャン(U・オルシーニ)とこの島にわたって来て3年になろうとしていた。
7エマニエルが性の伝道師であるマリオの導きによって、性の神秘的な深みへと導かれていくといっても、つまるところドラッグを伴うセックスをする楽しみを知った程度の話でしかない。 しかし、この事が夫のジャンにばれると、あれほど浮気を勧めていたにもかかわらず怒ったように態度が一変してしまいます。
8ポロ観戦中にドレッシングルームに現れた、落馬したチャック・ノリス似の入れ墨男。 この2作品はより過激さを増し、世の男性たちをうならせた(その代わり女性ファンは離れ、爆発的ヒットとはならなかった)。
11昔、再ブレイクした元気だった頃の天地真理がTV番組で「機内でプレイをしたことがある」と、誰も知りたくないカミングアウトをしてたっけ。 ヒゲ旦那に会うために、香港行きの豪華客船に乗り込むエマニエル夫人。 外交官の夫からバンコクに招かれた若妻エマニエルが、その開放的な異国情緒にほだされて性の真理を探ろうとする様子を描く。
〈続く〉 このテキストの初出はインディーズ映画雑誌『 VOL. ただし、この映画のもっとも有名な飛行機でのラブシーンは、実は監督ジャカンが演出したものではない。
8タイ人女性の描かれ方も大差はない。