すると、千秋は子供の頃にページが擦り切れるほど読んでいたのは、 『ササキシノブ』のペンネームで雑誌に掲載されていた忍の 漫画だったんだと告白する。
6そんな父親に振り回され続けた千秋の母親だったのだ。 「10年以上前のこと今さら…」 とか 「とっくに終わった話じゃないか」 とか・・・ なにを言ってんだかこの旦那は? パニックになってるのは判るけど、まずやることは謝罪でしょうが・・・ しかも・・・ 「今さら」 というセリフ。
忍の顔は眠たそうにしながらも、どこか楽し気で。 忍と千秋は、 漫画を描くためだとか、千秋が昔読んでいた漫画が忍の作品だったことに感動して・・・ などと、咄嗟(とっさ)に考えうる言い訳を並べてその場を収めようとしました。 それでも一般人よりは多いかもしれないと思いながら帰宅した忍は、夫と息子と一緒に夕食を食べることにします。
6さらに年下男子好きの人にはたまらない作品なのかもしれませんが、レビューを書いている方のように年下に興味がないという方にも読んで好評をもらえるような作品でした。 忍は義父が亡くなったことをきっかけに家族で夫の実家に引っ越すことと筆を置くことを決意しました。
4それは・・・ここ最近になって急に輝き出した妻への 嫉妬からなのか、 「この女は自分の女だ!」と、まるで夫が自分自身に言い聞かせるような支配的意識なのか? しかし・・・ 夫への愛情なんてとうの昔に捨て去った忍にとっては、夫に抱かれている時間なんて地獄でしかなかった! 夫とのセックスが終わったあと、体にこびりついた汚れを洗い流すかのようにシャワーを浴びる忍。
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