それは、すりつぶしたカカオにトウモロコシやトウガラシ、バニラなどを混ぜ合わせたドロドロとしたもので、現在の甘いチョコレートからはほど遠い味だった。 また19世紀半ばごろといえばカカオの産地の転換期でもあり、カカオを生産する農園で大規模な病害や天災などが重なり、カカオの生産量が著しく減少していた時代でもあります。
1実際に、「XがYを発明した」として知られる発明の陰にも、あまり知られていない先駆者が存在する例は多い。 聞いたことのある単語が・・・チョコレートの歴史「チョコレート」という名は、スペイン語の 「チョコラテ」からきているといわれています。
それまでコーヒー・紅茶に大きく遅れをとっていたココアですが、この2つの発明によって飲み物としての歴史は大きく進歩したというわけですね。
20カカオペーストに砂糖を混合した飲料用の固形物は、そのまま食べるとあまりに苦く、お湯に溶かして飲むしか方法がありませんでした。 またフランスではルイ16世の妃、 マリー・アントワネットのためのチョコレートも作られていました。
6コンチェの発明 ルドルフ・リンツ(スイス) カカオマスに砂糖や粉乳等を混ぜて細かくすりつぶすと粉末状になります。
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