この作品におけるキングコングとは、黒人差別のオマージュであることは疑いようがない。 南部白人の病理は根深い。
9この映画はスパイク・リーの真骨頂、本来の魅力に溢れている。 映画の黎明期に多くの現代に残る映画的な演出を生み出した映画の父とも呼ばれるD・W・グリフィスの名作と言われ、現代でも多くの評論家などを中心に高く評価される作品となっている。
- ()• ロンは電話でやり取りするだけなのに、「黒人が潜入」は煽りすぎ。 人はその地を古き良き南部と呼んだ。
19最後になるが、ハリウッドは黒人などの有色人種を多く出演させよう、活躍の場を与えようという動きになっているものの、その黒人差別の過去に対する清算がなされたとは言えない。 今夜はこの作品、 (曲が流れる) 音楽も熱いよね……黒人刑事が、同僚の白人刑事と2人で1人の人物を演じながら、白人至上主義団体 「クー・クラックス・クラン(通称 KKK)」に潜入捜査した実話を、スパイク・リー監督が映画化。
11KKK最高幹部デーヴィッド・デューク役には『スパイダーマン3』 2007 『インターステラー』 2014 のトファー・グレイス。 そもそも『風と共に去りぬ』は 南北戦争で消えうせたアメリカ南部のライフスタイルをノスタルジックに懐かしみ、雄大に美麗に再現した映画です。 だが、そのための危険な潜入捜査に入り込む過程で、結果的に同胞である黒人活動家たちを欺くことになってしまう。
10相手はアホ集団。 このKKKのメンバーはプロテスタント系のキリスト教を信仰する白人(いわゆるWASP)で、黒人だけでなくユダヤ人やカトリック教徒も敵視しています。
20第71回カンヌ映画祭でグランプリ獲得、第91回アカデミー賞では脚色賞を受賞した『ブラック・クランズマン』(2018年)は、スパイク・リー監督の復活作と言っていいだろう。 気に入った人は、なにが難しかったのか、どこが響いたのか考えながら、二度、三度観てほしい。