日本への供給を計画している海外のワクチン(ファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社、ノババックス社が開発中のワクチン)では、これまでに、ワクチンの投与後にウイルスに対する抗体ができることや、免疫にかかわるリンパ球の反応が活性化されることが確認されたことが論文等に発表されています。 ただ、まだ個別の案件があるだけの段階で、大枠の方向性は議論の途中であったというのが実情と思います」 「その中で、日本は比較的ユニークな立場にあります。 ここ1、2年で実用化されるだろうと世界中が注目していました。
11一般的にワクチンの臨床試験では、同意を得た健康な希望者で安全性を確認する「第1相試験」、同意を得た少数の希望者で使用量や使用法、免疫反応を調べる「第2相試験」、同意を得た多数の希望者で有効性を調べる「第3相試験」を行います。 なぜ2~3割の人でしか有効性が得られないのか?ここには様々な原因が考えられるがひとつの要因として、 人によってがん細胞の状態が異なるからというものがある。 医薬品とは別のカテゴリーとして、再生医療等製品という分野が2016年に新設され、早期の実用化、臨床応用に向けた制度設計がなされています」 「これはもともとiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究などとも関係した細胞治療製品で広く適用されることが想定された法律で、すでにいくつかの製品の臨床試験が始まっています。
なんで色んな課題があるのにmRNAをわざわざ細胞に翻訳させるというアプローチをとるのか? mRNA医薬のメリット 2019年にNature誌に報告されたmRNA医薬に関するによると、mRNA医薬品のメリットとして【 mRNAの効力、カスタムメイド性、スピード、抵コスト】が挙げられてる。
モデルナ社について モデルナ社は過去9年間にわたり、新たなクラスのmRNAベースのワクチンを設計および製造するための、新しいプラットフォームの作成と開発への投資を行ってきました。 コロナがなければがんなど他の疾患に対して、近い将来mRNAワクチン第1号ができていたと思います。 オプジーボはガン治療に非常に大きなブレイクスルーを起こした。
2細胞に取り込まれると、新型コロナのたんぱく質が作られ、免疫ができる仕組みだ。 日本でも「 お騒がせバイオ」 のアンジェスを中心として、様々な企業が開発に取り組んでおりますが、今日はアメリカのモデルナ(Moderna)が開発している「 mRNAワクチン」について、 基本的なところを見ていきたいと思います。 注目すべきはModernaがSARS-CoV-2の全配列を取得してから2か月間の研究でCOVID-19のmRNAワクチンの臨床試験まで至ったことです。
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