その結果、ネモリズマブを投与しない場合でかゆみ症状が21・4%の低下率だったのに対し、投与すると低下率は42・8%だった。
特にかゆみが酷いという中~重度の患者には希望の光となるかもしれない。
私たちは、デュピクセント R の発売によって、日本のアトピー性皮膚炎の患者さんに新たな治療の選択肢をご提供できることを嬉しく思います。
22~15歳の小児患者を対象としたP3試験も行っています。 本剤投与時も保湿外用剤を継続使用すること 新薬なのにステロイドと保湿剤を併用するの? この使用上の注意を読んで思ったのが、 「アトピーの新薬なのに、なんでステロイドと保湿剤を併用するの?」 ということ。 関連記事• 先生の指示をよく守ってほしい。
「ネモリズマブ」はインターロイキン31(IL-31)を標的にした抗体製剤で、「デュピクセント」は「IL-4」と「IL-13」を標的にした抗体製剤です。
7このような患者さんに対する治療の選択肢は限られており、新しい治療薬の開発が望まれていました。
京都大学(京都市左京区) アトピー性皮膚炎のかゆみを抑制する治療薬候補「ネモリズマブ」を用いた一連の治験がほぼ終了したと、京都大医学研究科の椛島(かばしま)健治教授と製薬会社マルホ(大阪市)が発表した。 チームは、アトピーのかゆみを抑える世界初の新薬としており、開発元の製薬大手、中外製薬(東京都中央区)は平成31年をめどに実用化を目指す。 16歳以上の中等度~重症のAD患者を対象とした第3相比較試験および継続長期試験(QBA4-1試験)、16歳以上の軽症~重症のAD患者を対象とした第3相長期試験(QBA4-2試験)において、本薬の有効性と安全性が確認された。
4ここは健康保険との兼ね合いもあると思いますが、なるべく希望される多くの方が治療を受けられることを望んでいます。 ネモリズマブの有効性を確認した本研究成果は、アトピー性皮膚炎のそう痒の作用メカニズムの特定にもつながる重要な結果であり、アトピー性皮膚炎の患者とその家族の苦しみ、そしてアトピー性皮膚炎がもたらす社会的損失の軽減にもつながる可能性があるとしている。
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