「さよなら」や「フェンス」という単語から連想した方もいらっしゃるかもしれませんが、楽曲の元になった『タナトスの誘惑』は死を描いた物語。 最後にMVで少し注目してみてほしい部分がありまして、 MVの上の方を見てみると左上には「第1章」、そして右上には物語が進むにつれ増えていく数字が表示されています。
7デビュー曲「夜を駆ける」も例外ではなく 星野舞夜さんの「タノトスの誘惑」という小説が原作になっています。 君は自分には憂いの表情しか見せてくれないのに、死神には恋をしているような表情をする。
20気付いた男性は世界の苦しみや焦燥から自由になり、彼女と手をつないで夜の空に駆けだします。 「さよなら」だけだった その一言で全てが分かった 日が沈み出した空と君の姿 フェンス越しに重なっていた まず前提として押さえておきたいポイント。 主人公からすれば目に見えない「何か」に恋をしている様な表情を向ける彼女に納得がいかず、 実在しない「死神」対して嫉妬の感情を抱いてしまいます。
19全ては 「魅力的な君」のため。 そして次の瞬間、何かにハッとした主人公は彼女に視線を向けます。 自殺を図ろうとしてビルの屋上のフェンスの先から「さよなら」を言う彼女、それを見る男性。
9ここから考察できるのは主人公は屋上で出会った彼女が死に支配されていたとしていましたが、 実は死に支配されていたのは主人公の方で、 主人公にとっての「死神」は彼女だったのではないかと考えても良いのではないでしょうか。 これも本文にあります タナトスだと思っていた彼女は彼にしか見えない彼にとっての死神だったのです。 ただ考えられるとすれば、 鬼滅の刃という人気作品に話題急上昇な「夜に駆ける」を組み合わせれば人気が出ないはずがない、という作成者の意図はあるのではないかと思います。
14? なんども繰り返される行為 「さよなら」だけだった その一言で全てが分かった 日が沈み出した空と君の姿 フェンス越しに重なっていた (歌詞引用元:) また歌詞の主人公は男性視点で進んで行きます。 「変わらない日々」は何度助けようとしても死に支配され続けた彼女。 希望が絶望に変わった瞬間だと解釈できます。
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