なかなか狙って玉頭攻めできるものではありませんが、序盤の駒組みや中盤の攻防で、玉頭を手厚くすることを意識すると良いのではないでしょうか。
15後手四間飛車でのエルモ囲い急戦対策を考えてみたいと思います。 乱戦チックになるかも?と思いましたが、お互い美濃囲いに組む、穏やかな展開になりました。 どうしてこうなったと言いたくなるような、大駒3枚とと金による猛烈な玉頭攻めです(結果は先手・西川六段が見事勝利)。
7歩に桂馬を絡めることが多いですが、桂馬は手に入り易い。 対向かい飛車 上図の形を基本に、四間飛車との違いを見ていく形で解説。 一段飛車に強い 金銀の連結が良い エルモ囲いは金銀の連結がとても良い囲いです。
ということで、桂馬を跳ねて端攻めの準備です。
控えて桂を打たれると弱い エルモ囲いは、下図のようにと、 次に角銀の狙いが生じます。 安用寺六段はこの攻めを華麗にいなし、さばきあった後は馬、桂、香による玉頭攻めのカウンターであっという間に後手を受けなしの投了に追い込みました。
92019年11月追記:完全に定着した「エルモ囲い」 本記事を書いてからちょうど1年後の2019年11月現在、「エルモ囲い」という名称が完全に定着しています。
もちろん「エルモ囲い」という名前もなかったため、 「戦いの流れの中で生じる舟囲いの変形」という捉え方が多かったです。 「新しい囲い」が。 この「新戦法」よりさらに珍しい現象があります。
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