１３５．無条件降伏（７）
日本軍の抵抗を一人ずつ押え、その国土を一歩ずつ征服するにほ、百万のアメリカ兵の命とその半数のイギリス兵の生命を犠牲にする必要があるかもしれなかった。
14
その結果連合国最高司令官は、降伏条項を実施するため適当と認める措置をとる権限を有し、この限りにおいてわが国の統治の権限は連合国最高司令官の制限の下に置かれることとなつた（降伏文書八項）。 日本はポツダム宣言を受諾して降伏をした。
20
228-246• 「このルーズヴェルトのお気に入りのスローガン（無条件降伏）は間違いであることを（戦争が進むにつれて）ますます確信するようになった」 要するに、大統領が国民受けを狙ってぶち上げた方針に対して、政府も軍人もこれは政治的スローガンにすぎず、早期和平の妨げになると考えていた。 久美子はあわてて口を開く。 しかし、「スターリン」は会議から帰つた后も、返事を寄越さず、その中に、不幸にして「ソビエト」の宣戦布告となつた。
2
"subject to"は「隷属する」の意味では有るが、これでは軍部が受け入れないので、「制限の下に置かれる」と意訳した。 また、第八条の最後の項「吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」も降伏条件ではない。
5
しかし、アイゼンハワーはその策略を見通しており、交渉なしで降伏文書に署名するようヨードルに迫った。 流血の大惨事が多発し、占領が失敗に終わっていた可能性も否定できない。 我等の条件は以下の通りである。
7
渡辺行男「重光葵 上海事変から国連加盟まで」中公新書, 1996• 憔悴したムッソリーニにヒトラーはイタリアでの最高権力を奪還するよう強要した。
17
連合国の陸・海・空軍は、日本国に対し最後的打撃を加える体制を整えた。 さらに、岡本氏は、やや遅れてやってきた円高メリットや財政政策が効いたと指摘している。
19
つまり、バーンズ回答を遠回しに拒否し、国体護持を最後まで譲らなかった。
