そのため、その後の処遇決定(保護観察処分や、少年院送致など)を決めるのに、 家裁調査官との面接は大きな影響を受けます。
少年鑑別所の現場で仕事をしている人たちの間からも「児童虐待と少年事件は決して無関係ではない」という指摘があります。 主に、面接・心理テスト・意図的行動観察などにより少年を鑑別(分析)するための施設です。
7人事異動によりやといった上級官庁で勤務することもあるが、その場合には官職名は法務事務官とすることが多い。 少年が何かの罪を犯したり非行があったりした場合、警察や検察、児童相談所を経て家裁送致された少年に対し、審判を始める前にその少年について詳しく調べる場合に鑑別所へ身柄を引き渡される。
5「少年院」は、少年犯罪によって、少年院送致が適当だと鑑別された場合に身柄が送られる施設です。 暴力をふるった少年のために3回程度のカリキュラムを組んで、自分の感情をコントロールする方法などを学んでもらいます。 鑑別所の豊富な臨床経験などを生かすため、2015年に少年鑑別所法が施行され、「非行及び犯罪の防止に関する援助」(地域援助活動)も業務としておこなうことが規定された(同法131条)。
8一方「拘置所」は、被疑者が検察に送致される際に抑留される施設で、法務省の管轄になる点が異なります。 収容予定人数は80人。 当所では,少年鑑別所がこれまでに培ってきた少年非行に関する知見を地域の方々にも還元して,地域と一体となって非行防止に努力するために,地域援助業務を重視しています。
13【少年鑑別所ってどんなところ?】 Q:少年鑑別所って、どういう施設でしょう。 首都圏にあった少年院2つと少年鑑別所1つが移転し、4月にそれぞれ「東日本少年矯正医療・教育センター(仮称)」、「東京西法務少年支援センター(仮称)」として運用が始まる。 事件を起こしてしまった少年が、審判で、重すぎる処分を受けることなく、その後の生活を立て直していくためには、少年鑑別所における生活をどのように過ごすのかが重要になります。
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