玉勝間現代語訳 |😂 本居宣長『玉勝間』をやさしい日本語にしてみる

「玉勝間（たまかつま）：兼好法師が詞のあげつらひ」の現代語訳（口語訳）

係り結び。

師の説だからといって、（説の）良くない事を知りながら、言わずにつつみ隠して、よいように取り繕っているのは、ただ師のみを尊敬して、（学問の）道を（大切に）思ってないのである。これ（＝私の学説）を除いては、あるはずもない。京都は、ほどよいにぎわいです。

ん＝婉曲の助動詞「む」の連体形が音便化したもの、接続は未然形。言っても仕方が無いほど、わるい。

意味は「どのようであろうか」。

必ずわろきことも混じらではえあらず。

）さるを、かの法師が言へるごとくなるは、それなのに、あの法師（＝兼好法師）が言っているようなことは、人の心に逆さかひたる、のちの世のさかしら心の、つくりみやびにして、まことのみやび心にはあらず。わざ＝名詞、こと、事の次第。

そもそも古代を研究すること（＝国学）は、まったく一人や二人の力でもっては、すべては明らかにはし尽くすことが出来るなんて、ありえない。係り結び。あるいは、「これはからごころではない。

たる＝存続の助動詞「たり」の連体形、接続は連用形ん＝推量の助動詞「む」の連体形が音便化したもの、接続は未然形。

良くないことも混じらないと言うことは決してあり得ない。。とくに、貞観儀式・西宮記・北山抄といった本です。