母親が亡くなった際にまだ幼く実の母の記憶のないヨシヲは栗子に懐いたため、千代が頭を下げて「ヨシヲのことは追い出さんとったってください」と土下座して頼み込む姿も胸が痛いものがあった。 しかし、実はその正体はヤクザ者でした。 TBS日曜劇場「半沢直樹」（2013年）「下町ロケット」（15年）「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏（49）が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。
14
生き別れた肉親に会ったら、人はどんな反応をするのだろうか？ 一平に殴りかかった男の顔を見上げ、千代は幼い日の面影を重ね合わせる。 『おちょやん』（NHK総合）第12週目は、「たった一人の弟なんや」というサブタイトルの通り、主人公の竹井千代（杉咲花）と弟のヨシヲ（倉悠貴）の再会が描かれる。 さらにその再登場に注目が集まっているのが、青年になったヨシヲを演じる新人俳優・倉悠貴という新星の存在。
16
一方で、1か月前にえびす座でボヤ騒ぎが発生するなど、千代の周囲では気がかりなことが続いており……。 また、主人公・千代の弟、竹井ヨシヲ役を倉悠貴（21）が務める。 父テルヲ（トータス松本）を除けば唯一の肉親である弟ヨシヲ（倉悠貴、幼少期：荒田陽向）のことは片時も胸から離れなかった。
20
夜、千代と一平が歩いていると男が現れて一平を殴りつけた。 大きくなったヨシヲは神戸の会社に勤めているということで、どのような成長を遂げたのか、その姿に期待が高まる。 明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代（杉咲）が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。
千代にとって弟はアキレス腱でした。 立ち去ろうとするヨシヲに、千代は母の形見のガラス玉を渡した。 このほか、成田凌（27）演じる天海一平の母親・夕役に板谷由夏（45）、新たな劇団員・松島寛治役に前田旺志郎（20）、新たな劇団員・須賀廼家万歳役に藤山扇治郎（34）が起用された。
20
「客を紹介するなんて、大きなお世話」と啖呵を切ると、菊も負けじと言い返して、2人はヒートアップ。 それを知った千代はみつえを引き止めるが、決心の固さになす術もなかった。
16