男性ばかりの試験官からじろじろと見つめられる面接の場は、環菜にとって耐えられないものでした。 突然倒れてしまい、試験を辞退した• 東京に戻る前にもう一度由紀たちは南羽の所へ行く。
10だけど、じゃあ、どうすればよかったのか、私にもわからないんです」 「自分がおかしいことには気づいてたけど、病院にかかるようなお金もなかったし、母は自分で何とかしなさいと言うので、そうするものだとずっと信じてきました」 「私は、どうすればよかったんでしょうか。 当時21歳でコンビニ店員だった小泉は、父親に家を追い出されて途方に暮れていた12歳の環菜に声をかけ、家に連れて帰って体に触るなどのわいせつ行為をしていた。
3さらに由紀の義理の弟で、由紀と共に、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に中村倫也。 環菜は美しい少女でしたので言い寄る生徒もいたそうですが、環菜はどの人も断ろうとせずに、皆を受け入れていたとも。
役作りについて 誰もが闇を抱えているとは思いますが、由紀はトラウマを乗り越えた人間でもあります。
3そして退廷を命じられた。 第119回 『』• 臨床心理士の由紀も家族との問題があり(どの家庭にも程度の差こそあれ問題はあると思うが)、その輪郭も含め全体的にドロドロしさがなく、でも心をしっかり書きつつ流れるように書いていたのが素晴らしかったな(事件の不快感は別として)。 人は誰でも必ず悩みや苦しみを抱えていて、それを誰にも打ち明けることもできずに、自分の中で折り合いをつけることがいつしか当たり前になっていく生き物だと思います。