打ち上る佐保の河原の青柳は今は春べとなりにけるかも(『万葉集』大伴坂上郎女) しが(志賀) ささなみの (楽浪の) 1-1 楽浪は琵琶湖西南部の古名。 また普通は 口語訳をしません。 1-2 比喩型 枕詞が被枕の喩えとなっている型。
2〈例〉 ・ 韓衣 裾に取りつき泣く子らを置きてぞ来ぬや母なしにして (私の着物の裾に取りすがり、別れを惜しんで泣き悲しむ子どもたちを、家に残して来てしまったことだ、母親がいないというのに。 たまはやす武庫の渡にあまづたふ日の暮れゆけば家をしぞ思ふ(『万葉集』作者不詳) 〃 あめしるや (天知るや) 1-1 天空を支配するもの、すなわち太陽。
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