エマが走っていった先とは逆方向に帰ろうとしていました。 「今ドンとギルダが城下に来てて、ムジカ・ソンジュとできる限り被害を抑えてくれてる」 「ああ、そう頼んである」 「!」 「ドンとギルダが?」 「てかマジで見つけたのか邪血……!」 驚く皆に、エマは二手に分かれようと提案します。 約ネバの では、エマも人間世界に飛ばされていたことが判明。
7私の望む未来』 よかったね、と口々に声をかけてくる弟妹に、「うん、よかった」とかえし、そこで初めて笑顔を作り、抱きしめるエマでした。 グラッとめまいを感じるイヴェルク卿。 「ふざけるな」 「今更何なのだ…!」 そんな3人の和解ではありましたが、納得できないでいるのはヴィンセントでした。
その様子を見ていたエマも、みんなのことがわからないはずなのに涙があふれてきました。 「そりゃ…みんなと一緒にいたい みんなのこと忘れたくない」 エマの本音が本当に切ないですよね…。 これまで様々なところを探してきましたが、未だエマは見つかっていません。
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