その他のルートではスペインとフランスで、当時階級の高かった僧侶たちによる交換されたプレゼントでした。 のちに攪拌タイプの機械を開発。 現在、チョコレートの製造工程に欠かせないのが「精錬」(コンチング)です。
10またその効能は広く知られ、 医薬品として、当初は薬屋で売られていたほどでした。 そこで、1876年スイスのダニエル・ピーターは、ネスレ社のコンデンスミルクを使い、 ミルクチョコレートを開発したのです。
テオブロミンは、カフェインとよく似た物質で、脳の血流をよくする働きがあると言われています。 当時の脂っぽいチョコレートは飲みにくく胃にもたれると言われていました。 このケツァルコアトルに似た伝説は仏教の弥勒菩薩にもあり、宗教ではよくあるお話なのかもしれません。
16当時の子供たち()が呪文のように米兵に投げかけた「 ギブ・ミー・チョコレート! 極上品の菓子なり。 チョコレートは上流階級の間で流行しましたが、その後も研究は続けられ、徐々に多くの人々の手に渡って行きます。
15チョコレートは油分が多く、水とは混ざりにくく、ミルクを添加すると粘土のようなボソボソしたものになります。 その後カカオ豆を焼き、すりづぶして食べるようになりました。
余談ですが、カフェインを多く含む、コーヒー・コーラ・チョコレートは、 いずれも最初は薬として開発され、徐々に嗜好品として扱われるようになった歴史があります。
6いかがでしたか? チョコレートが現在のおいしいものになるまでには長い歴史があり、製法を確立するために努力した先人たちの工夫があったのですね。 そういえば、香水の記事を書いたことがないのですが、この時代、フランスの人は お風呂に入ってなかったみたいです。
この時、モンテスマ王が飲んでいたのがショコラトル 苦い水 、ショコラトルはよく泡立てられ、バニラなどのスパイスで香りをつけた強壮飲料でした。
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